整形外科Orthopedics

PRP治療

変形性膝関節症、スポーツなどによる肘や膝の外傷、腱や筋肉の損傷などの治療に。

患者さん自身の血小板を利用し、自己治癒力を高めるPRP(PFC-FD)療法。
ニューヨークヤンキースに所属している田中将大投手も行ったことで広く認知され、注目されている新しい治療法です。
変形性膝関節症やアスリートのひざ・ひじなどの故障や、加齢とともに増える様々な関節炎などに効果的な治療法として、
近年大きな注目を集めています。是非一度ご相談ください。

PRP(PFC-FD)療法とは

PRPとはPlatelet Rich Plasmaのことで、日本語で多血小板血漿といい、血小板が多量に含まれている血漿のことです。血小板には主に「血液を固めるはたらき」と「組織の修復を促す成長因子を出すはたらき」があり、後者の能力を使って、自分自身がもともと持っている修復力を引き出すことができる治療法です。

PRP(PFC-FD)療法の適応疾患

変形性膝関節症や関節炎などに対して主に行っていますが、スポーツにおける腱炎や靱帯損傷、肉離れなどに対してもPRP療法を行うことが可能です。是非一度ご相談ください。

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PRP(PFC-FD)療法の効果

PRP療法で効果があるのは、関節痛の患者さん全体のおよそ60%といわれて、関節の変形が軽い患者さんの場合は約70%に効果があると言われています。また軟骨が擦り減り、骨と骨の間の隙間がなくなっている患者さんの場合は約50%ほどと言われています。まずは一度実際にお膝を拝見させて頂き、どういった治療がベストと考えるか、どのくらいの改善が見込めるかなど具体的にアドバイスし、患者様の状態にあわせて最適な治療法を提案していきます。

PRP(PFC-FD)療法とヒアルロン酸の比較について

2019年に報告された海外の論文では、投与後12ヶ月後において疼痛および可動域のいずれもPRP療法の方がヒアルロン酸よりも優れていたというデータが出ております。[1] またヒアルロン酸や生理食塩水の投与と比べても、副作用(有害事象)のリスクは上昇しないと言われています。[1,2]

PRP(PFC-FD)療法の治療方法について

まず現在の状態、過去の治療歴を詳しく伺い、お話や身体所見、画像検査から総合的に判断し、適応を決めていきます。適応があり治療にご納得いただけた場合は、約50ml程度採血させて頂きます。その後、厚生労働省から許可を得ている血液センターで血液をチェックし、その後PRP(PFC-FD)を生成します。再度ご来院頂き加工したPRP(PFC-FD)を関節や腱に注入します。

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PRP(PFC-FD)療法の副作用(有害事象)について

患者さんご本人の血小板成分を使用するため、副作用はほとんどありません。安心して治療を受けて頂ければと思います。

PRP(PFC-FD)療法の費用

PRP療法は2020年現在、保険が適用されない自由診療となります。当院では費用は18万円となります。

[1] Han Y, Huang H, Pan J, Lin J, Zeng L, Liang G, et al. Meta-analysis Comparing Platelet-Rich Plasma vs Hyaluronic Acid Injection in Patients with Knee Osteoarthritis. Pain medicine (Malden, Mass). 2019;20(7):1418-29. [2] Dai WL, Zhou AG, Zhang H, Zhang J. Efficacy of Platelet-Rich Plasma in the Treatment of Knee Osteoarthritis: A Meta-analysis of Randomized Controlled Trials. Arthroscopy : the journal of arthroscopic & related surgery : official publication of the Arthroscopy Association of North America and the International Arthroscopy Association. 2017;33(3):659-70.e1.