運動器カテーテル治療
痛みの最新治療、
運動器カテーテル治療始めました。
近年注目されている「モヤモヤ血管」に対する治療法です。
肩関節周囲炎、変形性膝関節症、ジャンパー膝やアキレス腱炎などの腱炎付着部炎など、あらゆる部位に適応されます。お気軽にご相談ください。
モヤモヤ血管とは
モヤモヤ血管とは炎症や微細損傷によってできる異常な血管のことです。 炎症や損傷が起こると、人間の体の中では組織の修復が起こる過程で血管が増えます。その血管は組織修復に必要なのですが、中には組織修復が終わった後も異常な血管が残ってしまう場合があり、長引く痛みの原因となります。しかも血管が残るだけでなく、一緒に神経を増やしてしまい痛みを増幅させてしまいます。このような状態の場合、運動器カテーテル治療や動注治療などの異常な血管だけにフタをする治療（塞栓術）有用です。
運動器カテーテル治療とは
慢性炎症に伴う肩関節周囲炎、変形性膝関節症、ジャンパー膝やアキレス腱炎などの腱炎付着部炎では炎症に伴いモヤモヤ血管ができている事が多いです。運動器カテーテル治療は直径1mm以下のカテーテル（非常に細いチューブ）を用いてモヤモヤ血管だけにフタ（塞栓）をし、炎症を改善し痛みを緩和する方法です。治療に伴い一緒に増えていた神経線維も退縮させます。
対象疾患
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①肩
- （難治性）肩関節周囲炎
- ワクチン接種後の痛み(SIRVA)
- 肩こり、頚部痛
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②膝
- 変形性膝関節症
- ジャンパー膝（膝蓋腱炎）
- 人工膝関節置換術後の痛み
- 膝蓋下脂肪体炎
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③肘・手首の痛み
- テニス肘・上腕骨外側上顆炎
- ゴルフ肘・上腕骨内側上顆炎
- TFCC損傷
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④足の痛み
- アキレス腱炎
- 有痛性外脛骨・外脛骨障害
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⑤腰、股関節、殿部の痛み
- 変形性股関節症
- 非特異的腰痛（椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などではない腰痛）
- ハムストリングス付着部炎
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⑥その他の痛み
- 肋軟骨炎
- 帯状疱疹後神経痛、乳房術後の痛み
運動器カテーテル治療の流れ
問診、身体所見、超音波検査、MRI検査などから適応があるかどうかを総合的に判断します。治療自体は1部位およそ30分程度ですが、その後院内で1時間ほど安静にしていただく必要がありますので、トータル2時間ほど見ておいてください。
カテーテル治療自体は宮田整形外科・皮フ科ではなく、提携病院での実施になります。
運動器カテーテル治療の費用
健康保険は適用されず全額自費診療になります。
運動器カテーテル治療の効果
それぞれの疾患によって異なりますが、高い効果が期待できる疾患だと85-90%程度の方が改善を自覚しています。
治療は症状などと合わせて適切な治療を選択していきます。診察やご相談は愛知県岡崎市のおかざき足の血管外科・痛みのクリニックでも外来対応可能ですので、お近くの方は是非そちらを受診ください。
文責：医師・医学博士 藤原圭史
担当医師／藤原圭史
診療時間表／☆印
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