整形外科Orthopedics

ハイドロリリース/筋膜リリース(保険診療)

肩こりや五十肩、腰痛などでお困りの方に。

当院ではエコーガイド下に『Hydrorelease(ハイドロリリース)/筋膜リリース』(保険診療)などの
インターベンション治療を専門医のもとで積極的に行っています。
是非一度ご相談ください。

Hydrorelease(ハイドロリリース)/筋膜リリースとは

Hydroreleaseとは、痛みの原因となっている結合組織へ超音波ガイド下に薬液を注入し、同部をリリースして痛みを改善させる治療法です。薬液を注入することにより除痛だけでなく、凝り固まった筋肉・筋膜を剥がし、良好な滑走性を取り戻すこともできます。近年運動器エコーの発達により施行可能となった治療法です。痛みのある箇所をピンポイントに治療でき、即効性があるので、『今すぐ、痛みを治したい』方におすすめです。

ハイドロリリース

帝京大学整形外科 笹原潤先生
Hydrorelease治療について資料より転載

なぜ効果があるのか

その除痛メカニズムは詳しくはまだわかっておりませんが、神経や筋・腱の滑走性が周囲の結合組織によって低下して疼痛を生じているいる場合に、超音波ガイド下にその結合組織へ薬液を注入して、同部をリリースすることで、神経や筋の滑走性が改善して疼痛が改善するものと考えられています。痛みの感覚神経は筋肉を包む fascia(筋膜などの結合組織) に多く存在しているという論文が 2011 年に出ており[1]、同部位にピンポイントに注射をすることで除痛を図ります。

どのような方に効果があるのか

当院では特に肩こり、五十肩、腰痛などの方に主に治療を行っておりますが、その他の部位でも診察にて可能であれば施行させて頂きますので、是非一度ご相談ください。

副作用(合併症)について

まれに出血、腫れを起こすことがあります。また極めてまれですが感染を引き起こすこともゼロではありませんが、基本的には細い針を用いて、安全にリアルタイムにエコーを見ながら施行しますので、副作用の少ない治療法となっています。

治療の効果を保つために

ハイドロリリースの効果を保つためには、再癒着や筋肉、fascia(筋膜などの結合組織)の状態を良好に保つことが大切です。当院では注射と併用したリハビリを通じて、効果を保つような指導も行っていきたいと考えております。具体的には注射で痛みが取れた(筋膜が剥がれて滑走性が出た)後に、ストレッチをしたり、筋力強化や運動の習慣を身につけ、普段の猫背や丸くなった姿勢の改善に取り組むことなどです。

参考文献:[1].Tesarz J et al. Sensory innervation of the thoracolumbar fascia in rats and humans. Neuroscience. 2011;194:302-8.

担当医師/藤原圭史   
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