下肢静脈瘤外来Varicose veins

よくあるご質問

下肢静脈瘤の症状や治療について、患者様の疑問や不安などをQ&A形式でご紹介します。

下肢静脈瘤の代表的な症状にはどのようなものがありますか?
下肢静脈瘤とは静脈の弁が壊れ、慢性静脈不全となる疾患です。代表的な症状としては足の血管がボコボコとふくらんでくる、むくむ、足がつる、皮膚が黒くなる(うっ滞性皮膚炎)、潰瘍形成などが挙げられます。上記のような症状がある方は一度ご相談頂ければと思います。
症状をそのままにしておいても大丈夫ですか?
がんなどと異なり悪性の病気ではありませんが、あまりに放置して症状が進んでくると治療が困難になってきます。まずは専門の医師がいる医療機関を受診してください。
自然に治ることはありませんか?
残念ながら妊娠中の静脈瘤以外は自然に治る事はありません。そのまま放置していると徐々に病状が進行してしまいますので、早めに医療機関を受診されることをお勧めします。
診察時どのような検査をしますか?
問診、視診に加え、超音波での検査を行います。立位ないし座位にて下肢静脈(表在静脈および深部静脈)を観察します。時間は15分程度となります。超音波ですので侵襲はなく痛みはまったくありません。
下肢静脈瘤にはどのような治療法がありますか?

下肢静脈瘤にはおもに以下の3つの治療法があります。

  • 1、保存的治療:生活習慣の改善、弾性ストッキングの使用
  • 2、硬化療法:注射での治療
  • 3、手術療法:血管内治療(ラジオ波、レーザー)、ストリッピング手術、高位結紮術

近年手術療法ではより低侵襲な血管内治療による治療数が著明に増加しています。当院で行なっているラジオ波治療は2014年から保険適用されましたが、所定の研修を修了した医師がいる医療機関でのみ保険診療で行うことができます。

手術で血管をとってしまっても大丈夫でしょうか?
大丈夫です。足の静脈には表面と深い部分に存在し、手術で取り除くのは表面の静脈だけです。残った深い静脈を通って血液は流れるので問題ありません。また穿通枝という表面と深い部分を交通する静脈も存在しており、表面の静脈を一部を取り除いても、穿通枝を通して深い静脈へ流れますので、血の流れには問題はおきません。
下肢静脈瘤を放置すると血栓が肺に飛んでしまうのでしょうか?
下肢静脈瘤内に出来た血栓が肺に飛ぶこと(肺塞栓症、エコノミークラス症候群)は厳密にはゼロではありません。しかし頻度としては0.1%以下であり、現実的にはあまり心配する必要はないと思われます。どうして静脈瘤内に出来た血栓での肺塞栓症は心配ないかと言うと、一つ目の原因として筋肉の奥深くを走る深部静脈は太く真っ直ぐであるのに対して、静脈瘤は細い上にくねくねと曲がっている事があげられます。二つ目の原因として、深部静脈に出来た血栓と異なり静脈瘤内の血栓はずっと小さい事があげられます。このため、万が一にも飛んでいっても何も起きないで済むと考えられています。
血管内治療にはラジオ波とレーザーがあるようですが、治療効果に違いはありますか?
おっしゃる通り2019年4月現在、保険適応されている血管内治療はラジオ波とレーザーの二種類あります。今まで様々な治療成績が報告されていますが、治療効果や合併症の頻度は同等とされています。当院ではラジオ波による血管内焼却術を行っています。
医療用の弾性ストッキングと市販の弾性ストッキングは何が違うのでしょうか?
まず圧迫圧が違います。下肢静脈瘤の場合、圧迫圧は20-30mmHg(中圧)以上を推奨していますが、市販のものでは15mmHg以下(弱圧)がほとんどで、市販のものでは圧迫圧が不十分です。また医療用の場合、足首から上に行くに従って弱くなるような段階圧になっていますが、市販のものではふくらはぎの圧迫圧を最も高くしていることが多いです。当院では日本静脈学会認定弾性ストッキングコンダクター資格を有する医師による相談を受ける事が可能です。是非一度ご相談ください。
高齢ですが 治療を受けることはできますでしょうか?
寝たきりでなく、ご自身で歩くことができる方でしたら、何歳でも治療することができます。また、硬化療法であればもっと高齢の方でも安全に治療をすることができます。一度ご相談頂ければと思います。
治療後に車の運転はできますか?
当クリニックでは静脈麻酔は全く使用していないので、お車の運転も安全にすることができます。お近くのかたでしたら、そのままご自分の運転でお帰りいただけます。当クリニックには駐車場が65台ありますので是非ご利用ください。
加入している保険会社の生命保険は適用されますか?
加入されている保険内容によって異なりますが、日帰り手術の給付金の対象となる場合が多いようです。まずは加入されている保険会社に問い合わせてみてください。血管内治療の保険上の正確な名称は「下肢静脈瘤血管内焼灼術(K617-4)」といいます。